当神社境内には、本殿・春日社・住吉社の3社が国指定重要文化財に指定されており、社殿内に計83体の御神像を蔵し、内80体が国指定重要文化財に指定されております。
本殿、穴師天満宮、住吉社、春日社、灯篭、拝殿、御神木、石畳太鼓橋、駐車場
本殿 三間社流造 桧皮葺
御祭神、天忍穂耳尊、栲幡千千姫命
本殿は、慶長7年豊臣秀頼公が片桐東市正且元に命じ大修築されたもので、棟札に
権大納言 豊臣秀頼公 片桐東市正且元 花押
子時慶長7年寅壬10月 如意珠日 奉行 藤林与左衛門尉定吉 花押
大工 次郎左衛門とあり。
流造正面千鳥破風付のものを二殿連続したもので、一名比翼造とも云い、細部の手法よく桃山時代の特徴を現し、貴重な文化財として国の重要文化財に指定されております。
穴師天満宮(合祀殿) 向破風造真橡付 銅葺
御祭神、菅原道真公 他七座
この社殿は明治41年勅令により、板原村社、菅原神社を社殿共に移転し、虫取村社、八坂神社を初め、近在の神社を合祀したものであります。
摂社 住吉社 一間社入母屋造 檜皮葺
御祭神、表筒男命、中筒男命、底筒男命、息長足姫命
この社殿は境内社では一番古い建築様式で、室町時代の特徴をよく現し、重要文化財に指定されております。
摂社 春日社 一間社母屋造 檜皮葺
御祭神、天富貴命、古佐麻槌命
この社殿も桃山時代の特徴をよく具現したもので、重要文化財に指定されております。
楠木正成公奉献の石灯篭
元弘元年摂河泉の守楠木正成公兵を挙ぐるに当り、国家安寧武運長久を祈り当社に石燈籠一基を奉献して居りまして、現に本殿広前に建って居り、其の形まことに古雅であります。
拝殿 入母屋造 瓦葺
こちらの拝殿内にて、祭典や御祈祷を執り行います。鳥居が2基並んでいるのは、本殿に祭られている夫婦2柱の神に1基ずつ備え付けられたものと考えられます。神様も男女平等なんですね。^_^
御神木 クスノキ
泉大津市の保護樹木に指定されています。また、同じく境内に13本のクスノキが大木群として市の天然記念物になっています。
太鼓橋(反橋) 二の鳥居
真ん中の太鼓橋は昔、御神体を奉安した神輿を担いで渡っていました。現在は写真左の石畳を通ります。だんじりも左の石畳から宮入りします。
駐車場
7~8台ほど駐車できます。神社に御用のない方の駐車はご遠慮ください。